1 会計ソフトを使うかどうかの基準
色んな想いで創業に至った皆さまが、事業を拡大・存続させるためには、会社がいくら儲かっているのかを把握することが大事になってきます。売上や経費はどんな推移をしているのか、新しい機械を買ったり広告を出すためのお金はあるのか。もちろん、税金を計算し、納税する義務もあります。開業者の半分が3年後には廃業している現実を踏まえれば、創業時だからこそ経営者は常に数値を把握する必要があるのです。中小企業・個人事業主にとって、そのツールが会計ソフトになるのですが、統計によると半数程度がこれを利用していないようです。その最も大きな理由は、難しくて手間だというイメージがあるからです。税理士に作業をすべて丸投げして、自分で試算表を見るのはたまに、といった方が多いようです。
しかし、近年、簡単で手間のかからないソフトが多くでてきました。また、税理士に作業を丸投げしたとしても、クラウドの会計ソフトを利用していれば、リアルタイムにデータ共有できて数値を把握することも可能です。数値をリアルタイムで知りたい場合には会計ソフトを導入した上で、会計を自分でやるか誰かに任せるかを判断しましょう。
このときの判断基準としては、数値を見るまでもなく自分で把握できるかどうかです。例えば、事業が軌道に乗っていて、毎月変化のない状況であればあまり必要性はないでしょう。しかし、これから事業を軌道に
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