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ソニー創業者・盛田昭夫が56年前に予測していた日本の未来

経済ニュース
盛田昭夫氏(公式サイトより引用:編集部)
今週のメルマガの前半部の紹介です。
先週、お仕事で文藝春秋の56年前の記事に目を通したのですが、それが想像以上に本質をついたものであり、なおかつ半世紀経った現在の日本にも当てはまる内容で驚かされました(まあ悪く言えばそれだけ日本が進歩してないということですが……)。
【参考リンク】ソニー創業者・盛田昭夫が56年前に書いた「新・サラリーマンのすすめ」
伝説の創業者は終身雇用の本質をどう読み、未来に何を見出していたのでしょうか。個人のキャリアを考える上でも示唆に富む内容なので取り上げておきましょう。
盛田昭夫がすばり見抜いていた日本社会の特徴
まず、なんといっても目を引くのは、1961年の学生の安定志向ぶりです。
いまは就職の売手相場である。証券会社に入社を断わりにきた連中は、きっと二股も三股もかけていたにちがいない。連中は売手の権利を行使してサラリーの悪くなりそうな会社を敬遠し、少しよさそうなところに鞍替えしたわけなのだろう。(中略)つまるところは、とるにもたらぬような気分的な理由で、きめてしまう。たとえば「寄らば大樹の蔭」というわけで、できるだけ大会社をえらぶのだ。
最近は学生の大企業志向や終身雇用志向が話題となり「草食化でリスクを取らなくなったのだ」とかなんとか言われることが多いですが、今の70代もまんま同じようなこと言われていたわけです

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