拝啓、コンテンツつくってますか!?(後編)
今回の 電通デザイントークは、映画「そうして私たちはプールに金魚を、」で 第33回「サンダンス映画祭」ショートフィルム部門のグランプリを受賞した電通の長久允さんを迎えます。さらに、広告とコンテンツの境界を行き来しながら話題をつくってきた髙崎卓馬さんと、ウェブとリアルを縦横無尽に遊びながら、強いコンテンツを生み出している尾上永晃さんも登場。デジタルテクノロジーの進化で、世界中の誰もがコンテンツを制作できる時代に、広告のプロとしての自負や、心に響くコンテンツのつくり方について考えます。
※映画「そうして私たちはプールに金魚を、」はコチラでご覧いただけます。
(左から)電通 長久允氏、尾上永晃氏、髙崎卓馬氏
CMの方法論で映画をつくる
髙崎:低予算で映画をつくると、演技がどうにも素人な人が紛れていたりするものだと思うんですが、この映画のキャストはみんな自然ですごいですね。
長久:僕は、演技の「不自然さ」が気になる原因って、音の間だと思っていて、だからそれは演者ではなく監督の責任が大きいと感じています。ビデオコンテをつくって、僕がセリフを読んだスピード感を守ってもらい音の設計を崩さずに仕上げていきました。ビデオコンテもそうですが、テレビCMの制作方法を取り入れています。一般的な映画では、そういうつくり
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