Expansiónより引用
2018年4月にEUからの離脱が決まっている英国に纏わる不安は尽きることがない。その要である政治においても、先の総選挙で過半数の議席を失った保守党のメイ首相の任期は今年末まで続かないという噂もある。
そのメイ首相が昨年10月に、英国日産がBrexitへの不安からヨーロッパ大陸へ生産拠点を移したいという意向に対し、英国政府が日産の残留を支援することを約束した。その内容が如何なるものであるかというのは今も公にされてはいない。しかし、英国日産はメイ首相の公約をもとに英国での残留を決め、同社の2車種「キャシュカイ」と「エクストレイル」の生産をサンダーランド工場で行うことを決定。その為の投資をすると発表した。
しかし、その後も日産のゴーン社長はBrexitへの不安を拭い去ることが出来ないようで、今年1月のダボスの世界経済フォーラムにおいて、「Brexitの条件が明白になった時点で、日産グループの投資戦略を検討する」と述べた。
8月6日付スペイン経済紙『Expansión』の中で、日産が英国以外のパーツメーカーを今年英国本社に呼び、英国でパーツを生産するように勧めたという出来事を紹介した。この必要性を感じているのは、英国の全ての自動車メーカーである。1台当たりの車で使われている凡そ3万パーツの半分が英国以外の国で生産されているという事実があるからである。1990年代
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英国の自動車メーカーのパーツメーカーを英国に進出させる為の苦闘
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