JBpressの記事は、今のところ入手可能な資料でざっとEVの見通しを整理したものだが、バランスの取れているのはEconomistの見通しだと思う。タイトルは「内燃機関の死」という大げさなものだが、中身はそれほど断定的ではない。特に重要なのは、次の部分である。
Electric propulsion, along with ride-hailing and self-driving technology, could mean that ownership is largely replaced by “transport as a service”, in which fleets of cars offer rides on demand. On the most extreme estimates, that could shrink the industry by as much as 90%.
本質的な問題は「内燃機関からEVへ」ではなく、自家用車がウーバーのようなTaaS (Transport as a Service)に置き換わることだ。自家用車は、きわめて効率の悪い乗り物だ。アメリカでも19世紀には鉄道が主要な乗り物だったが、自動車メーカーと石油資本が政治力で鉄道をつぶした。アメリカの田舎ではタクシーも拾えないので、遠いバス停まで行ってめったに来ないバスに乗るしかな
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