デザインと写真は共通の原理を持つ関連する分野ではありますが、異なる分野であることに変わりはありません。
「デザイン」という言葉は実に曖昧であり、「グラフィックデザイン」や「インテリアデザイン」などと他の言葉で補って使われます。
一方で、写真は現実に美的な価値を見出すものであることから、その原理はデザインのあらゆる分野に応用できるのではないでしょうか。
本記事では、デザインのあらゆる分野に応用できる写真の基本的原理をいくつか紹介します。
1.構図でシーンを演出する
構図の置き方によって、重要な点に視線を向けることができます。写真の世界では、三分割法が最も良い方法とされています。.
理論は単純です。写真を9分割にする3×3のグリッドを想像してください。見る人の視線は自然にこのグリッドに沿って流れるため、最も効果的な配置は、このグリッド上か、グリッドが交差する部分になります。
平面のデザインなら、仮想のグリッドを置くことでこの原理を直接応用することができますが、立体のデザインに応用しても、作品の一番重要な点に見る人の視線を向けることができます。
2.照明でムードを作る
照明ほど作品のムードや雰囲気に影響を与える要素は少ないでしょう。照明と言っても、明るさだけの問題ではありません。明るさ、 色合
コメント