Facebookは、ビデオを編集するとき、画面中のオブジェクトを取り去ったり新たに加えたりできるコンピュータービジョン応用のソフトウェアを作っているドイツのFayteqを買収した。買収を最初に報じたのはドイツのスタートアップ情報誌だが、アメリカではVariety誌だった。本誌TechCrunchも事実を確認したが、Facebookはビデオフィルターを、ライブのストリーミングとInstagramのStories的なプラットホームの両方で充実させようとしているから、そのための買い物だろう。
ライブのビデオから何かを取り去ったり、加えたりするのは、これから流行ると思われる拡張現実(AR)の得意ワザでもある。Facebookは今年の4月のF8カンファレンスで、その内蔵カメラ用のARプラットホームをローンチし、スマートフォン上のFacebookで使うAR体験をデベロッパーたちが積極的に作るよう、仕向けている。Mark Zuckerbergによればそれは、“メインストリームになる初めての拡張現実プラットホーム”だそうだ。
このプラットホームには、スマートフォンのカメラで撮った現実世界のオブジェクトを認識する機能や、それらのオブジェクトにエフェクトを加える機能もある。AppleはiOSのARKitで、Facebookと同じことをシステムレベルでやるらしいから、仮想オブジェ
コメント