企業魅力度調査から見る、いまの魅力的な企業の要素
商売の基本中の基本である「信用」は、昔も、今も変わらずに大切なものです。商品そのもののブランド力だけでなく、販売元そのものが持つ「信用」や「評判」が商品の付加価値やブランドをさらに高めていく時代です。
本連載では、電通パブリックリレーションズの企業広報戦略研究所のさまざまな調査・研究を起点に、「鍛えよ!コーポレートコミュニケーション力」と題して連載を行っていきます。
第1弾は2017年3月に調査した第2回「企業魅力度調査2017」を起点に5回にわたりリポートしていきます。
生活者の注目を集める企業行動
近年、企業の商品・サービスだけではなく、企業の行動(Fact※)を生活者がさまざまな角度から評価し、その評価に応じて消費行動や投資行動も変化することが多くなってきました。
※企業行動そのものおよびそれに伴う事実ベースの企業構成要素。
例えば、ある企業が不祥事を起こせば、不祥事そのものやその企業の対応や姿勢までもがSNS上で広まり、商品やサービスが売れなくなったり、企業価値を示す株価を直撃したりする事例もよく見受けられるようになっています。
また、逆に企業が良い行動をとれば、そのことがSNSで広まり、ファンを増やし商品やサービスが売れ、株価が高くなるような事例も少なくありません。
このような事例からは、これからのマーケティングでは
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