アウトドアブランドのスノーピークは、2014年に東証マザーズ、2015年には東証1部上場を果たすなど順調な成長を続けている。事業規模の拡大のみならず、本社にキャンプ場を併設したり、特徴的なオフィス環境を用意したりするなど、社員の働き方の充実にも力を入れて注目を浴びる企業である。だが、山井太氏が代表取締役社長に就任した当時、長時間労働が常態化しながらも、業績はいっこうに上がらない過酷な労働環境であった。同社はいかにして、その状況を脱し、成長企業へと変貌を遂げたのか。そこには、自分たちはユーザーの幸せをつくるという信念、そして、そのためには社員自身が幸せに働かなければならないという哲学がある。本稿では、変革を先導した山井氏みずからが、その要諦を明かす。
Source: ハーバード
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