女性がキャリアを積むってどういうこと?
今回は、5人の子どもを伴い、アフリカからアメリカにやってきた私たちの仲間、フランシーヌについてお話しします。
フランシーヌは、NGL(次世代リーダー)プログラム*に参加した12人の仲間の中でも、特にすごいインパクトを私に残してくれた人です。私だったら5人(5人ですよ!)の子どもがいたら、1年にわたる未知の海外プログラムに子どもたちを連れて挑戦しようなんて発想はどこからも出てこなかったでしょう。
彼女は連載の第1回、第2回で語った「ストーリーを創り出す能力」「自分の信じる真北に向かって進む姿勢」を誰より体現するリーダーでした。
*NGLプログラムについては連載第1回を参照。
コンゴの5人の子連れママがワシントンDCにやってきた!
フランシーヌ・ナビントゥ(Francine Nabintu)に初めて会ったのは、2015年9月のこと。
世界中から集められ、おっかなびっくりでワシントンDCに到着した私たち11人の前に、ロビーをくるくると走り回る子どもたちと共に彼女は現れました。アフリカ第2の面積を誇るコンゴ民主共和国から1万キロを旅してアメリカに来たのです。
ワシントンでの私たちのスケジュールは、まず3週間、息つく間もない課題の提出や各種セッション、パーティー、ちょっと気後れするような政財界の重鎮との面会で朝から晩まで埋まっていました。
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