海外の中国反体制派メディア「大紀元」が3日、報じたところによると、米国インディアナ州にあるパデュー大学中国宗教・社会研究センターの楊鳳崗教授が10年前に行った社会調査では、約85%の共産党員が宗教を信仰していたという。
▲法輪功メンバーたちのデモ行進(2015年9月19日、ウィーン市内で撮影)
この調査結果が10年前とすれば、現在はもっと多くの中国国民が何らかの宗教を信じているとみて間違いないだろう。無神論の世界観を有し、目に見えないものは存在しないと教えられてきた共産党員の多くが実際は宗教を信じ、目に見えない世界の動向に強い関心を持っているというわけだ。
この記事を読んだとき、あのスターリンの話を思い出した。ソ連邦時代、独裁者スターリンは、「ローマ法王は軍隊を保有していないから、恐れるに値しない」と豪語したことがあった。ローマ法王を守るバチカン法王庁の軍は数百人から成るスイス衛兵隊だけに過ぎないから「ローマ法王には軍隊がない」というスターリンの指摘は正しい。
ところで、冷戦終焉直後、「ロシア軍兵士の約25%が神を信じている」という意識調査が明らかになったことがある。同調査ではまた、「神は存在しない」と考える無神論者は「全体の10%以下であった」というのだ。すなわち、スターリンが誇っていたロシア軍内部に既にキリスト教の福音が侵入し、兵士を着実に改宗させていたことになる。福音を伝える
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