日経新聞がSansanの第三者割当増資による42億円の大型資金調達について報じている。出資したとされるのは未来創生ファンド、既存VCのDCMベンチャーズ、米セールスフォース。この件に関してTechCrunch JapanではSansanの広報部に問い合わせているが、記事執筆時点で公式回答や発表はない。
Sansanはクラウドでの名刺管理を法人、個人向けに提供している。法人向けサービス「Sansan」は6000社のユーザーを抱えている。個人向けサービス「Eight」は登録数こそ「100万人が使う」とSansanがうたうほど伸びているものの、マネタイズはこれから。両者は今のところ連動していないが、数が取りやすい企業内個人ユーザーを法人需要と結びつけることができれば、「日本市場のLinkedIn」とも言えるビジネスSNSのデファクトのポジションも獲れる可能性がありそうだ。
これまでSansanは、2014年5月には総額14.6億円の資金調達をしており、米国をはじめグローバル市場への展開も加速するとしていた。日経新聞が報じたところによれば、英語版を開発して9月にはインドやシンガポールなどアジアへ進出する、という。Crunchbaseによれば、2016年1月にもシリーズCで1690万ドル(約18.6億円)を調達していて、累計調達額は3700万ドル(約40.7億円)程度とみられる。
Sansa
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Sansanが42億円を資金調達か、日経新聞が報じる
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