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誰の人生にも”意味”がある!

経済ニュース

ヴィクトール・E・フランクルの「夜と霧」(池田香代子訳 みすず書房)を久しぶりに読み返してました。同書129ページには、次のように書かれています。
ここで必要なのは、生きる意味についての問いを百八十度方向転換することだ。わたしたちが生きることからなにかを期待するかではなく、むしろひたすら、生きることがわたしたちからなにを期待しているかが問題なのだ、ということを学び、絶望している人間に伝えねばならない。
実は、私は十数年前、慢性疲労症候群のような症状に陥り、腕の上げ下げすら辛い状態に陥って弁護士活動ができなくなってしまいました。一生懸命頑張って大きくした事務所を閉めざるを得なくなり、「こんな辛い体を引きずって生きていくより、いっそ死んでしまった方が楽になる」と考えたものです。
しかし、その時、私には小学校低学年の娘がいました。
バブル経済崩壊の後遺症が長引き、将来の日本社会に対する絶望感が蔓延している中、小さな娘に”生きる力”を与える使命が自分には残っていると思いました。
先のフランクルの言葉の「生きることがわたしたちになにを期待しているか」は、私にとって「娘を育てることが私が人生から期待されていること」となったのです。
そういう意味では、小さな娘の存在が私を救ってくれたと言っても過言ではありません。
その後も、健康を損なって死を覚悟したことがありますが(けっこう厳しい人生を送って

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