ブラッドレー・C・バーケンフェルドの『堕天使バンカー スイス銀行の黒い真実』は、スイスの大手金融機関UBSの元プライベートバンカ-で、スイスのプライベートバンクがアメリカ国内で組織的な脱税幇助を行なっていた事実を米司法省・議会に通報した当事者による回想録だ。原題の『Lucifer’s Banker(ルシファーのバンカー)』は、「悪魔(スイスのプライベートバンク)に仕えた銀行員」という含意だろう。
国際金融界に激震を走らせたこの事件についてはなんどか書いたことがあるが、今回、当時者の告白が邦訳されたことで、あらためて事件の経緯を整理してみたい。
Source: ダイアモンドオンライン
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