首相官邸サイトより(編集部)
安倍総理がうっかり口にして多くの有識者から大目玉を喰らってしまったことがあるが、総理大臣は絶対に立法府の長などではない。
三権分立の意義を十分呑み込んでさえいれば、国権の最高機関として位置付けられている立法府である国会に対してもっと敬意を表するような物言いをしたはずだが、衆議院と参議院の両院で与党が3分の2を超える圧倒的な議席を獲得しているという思いが、安倍総理の感覚をいつの間にか狂わせてしまっていた、ということだったろう。
憲法改正の発議権は国会にしかない、ということが得心出来れば、憲法改正発議案の作成は立法府である国会にお願いしたい、国会議員の皆さん、くれぐれもよろしくお願いいたします、と頭の一つくらいは下げたくなるはずである。
自民党一強政治とか安倍一強政治などと言われている内につい頭が高くなっていたのだと思うが、ここは思いっ切り頭を低くして国会議員の皆さんにお願いしたらいい。
国会議員一人一人もよくよく考えれば国民の代表者なのだから、国民の意思を無視したり、国民の利益に反するようなことは出来ないはずである。
安倍さんが総理の間は絶対に憲法改正の発議などさせない、などと息巻いておられる向きもあるようだが、憲法改正発議案の内容次第ではむしろ積極的に憲法改正の発議に踏み切った方がいい場合もあるはずなので、安倍総理の頭の下げ方が良ければ、無碍に袖を振り
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