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経済ニュース

内館牧子氏の名著「終わった人」は、城山三郎氏の「毎日が日曜日」のように定年退職後の人物を描いたものです。しかし、「終わった人」の主人公は、定年退職後にIT企業の経営に携わったり美しきアラフォー女性に恋したりと起伏に富んだ人生を歩むので、読んでいて飽きさせません。
「毎日が日曜日」は定年退職した人物の職場の部下(?)目線で描かれており、そのような刺激はあまりなかったと記憶しています。ネタバレになるのでこれ以上は触れませんが、「終わった人」は軽快な文章でグングン惹きつける内容で、年齢や性別を問わずオススメの一冊です。
とても印象的だったのは、主人公が昔の同級生と一緒になる機会があり、「60歳を過ぎてしまえばみんな同じようなものだ」という趣旨のことを主人公が思ったことでした。かなり昔に読んだ林真理子氏の「不機嫌な果実」でも、「結局はどの男と結婚しても同じ」という内容であったと記憶しています。結婚も人生も、もしかしたら最後は「結局みんな同じ」ようなものなのかもしれません。
かくいう私の大学の同級生たちも、大臣や博士はもとより(博士号を持っている人物はいますが)メディア等で目立った活躍が報じられたり大金持ちになった人物は、今のところ一人もいません。
司法研修所で同じクラスだった人物の中には、(私の知る限りでも)横領で逮捕された元弁護士や女性被告人に破廉恥行為を行った元裁判官がおり、大学の同

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