マスにも、ラブレターにもなる スマホ広告の可能性

テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、屋外広告…。従来は表示するメディアによって分類されてきた広告手法が、デジタル・モバイルの普及や、それに伴う消費行動の変化などによって、変革を迫られている。こうした変化を“デバイス”という補助線を引いて整理してみようというのが、短期連載「デバイスから見た広告の近未来」である。第1回は、その象徴的存在でもあるスマートフォン。
今、最も生活者のそばにあり、最も利用されているメディアでもあるスマホ広告の課題と、近未来とは?
(左から)原 健介氏(電通デジタル/ストラテジックプランニング部 部長)、高木僚平氏(電通デジタル/ストラテジックプランニング部 スマートデバイスグループ グループマネージャー)、並河 進氏(電通デジタル/執行役員 チーフクリエーティブオフィサー)
デジタル領域の成長戦略を加速させるため、2016年7月に設立された電通デジタル。そこでスマホ案件に従事するメンバーが、現状の課題と、今後取り組むべきテーマについて“放談”した。
顕在化された市場を重視して逆ブランディングになるジレンマが起きていないか
原:今年はiPhoneが登場して10年。この間に広告を取り巻く環境は大きく変わり、スマホも主役的な存在です。そこを踏まえて、今のわれわれの立ち
コメント