ブラジル視覚障がい者柔道チームが来日し弘前で合同合宿 弘前出身の柔道家・前田光世の足跡探るシンポジウムも開催
弘前市国際スポーツプロジェクト実行委員会は7月22日、ブラジル視覚障がい者柔道チームの来日を記念して、シンポジウム「嘉納治五郎と前田光世(コンデ・コマ)~世界にJudoを伝えた先人たち~」を青森・弘前市のホテルニューキャッスルで開いた。講道館柔道の創始者で、日本人初の国際オリンピック委員会(IOC)委員でもあった嘉納治五郎と、弘前市出身でブラジルに柔道を伝え、コンデ・コマ(コマ伯爵)と称した前田光世の足跡を振り返った。
同シンポジウムは7月20日から全国に対象が拡大された東京2020参画プログラム「応援プログラム」の先駆けとなった。東京以外の各地でオリンピック・パラリンピックのレガシーを残す施策として、全国の自治体は海外チームの事前キャンプ実施などを目指している。
弘前市は、前田光世の存在と共生社会を目指す同市の施策の下、ブラジル視覚障がい者柔道チームの強化合宿誘致を7月12~26日に実現。
ブラジルからは男女4人のパラリンピックメダリストとコーチ2人が来日し、地元の弘前大や青森県警柔道部に出稽古。双方の練習スタイルを学んだり、健常者である学生たちがパラリンピックメダリストの胸を借りるなど、質の高い稽古が行われた。
合宿後半には、全日本の視覚障がい者柔道チーム7人(リオ大会メダリストら)も参加し、ブラジル、日本両チームの合
コメント