雑誌等の企業別年収比較はアテになるか?
経済誌等を中心に、頻繁に企業別の年収比較が記事として出ています。「〇〇商事、平均年収2000万円、従業員平均年齢41歳」というふうに、企業別に記載されてます。総じて、テレビ局や総合商社の年収が高いようですが、時々「おや?」という企業名が出てきたりします。
こういった比較は、全体として「高給」か否かを判断するには役立ちますが、個々の従業員の待遇とは必ずしも直結しないのです。
日本の大企業は年功賃金制だとよく言われますが、昨今では徐々に賃金体系を変えている企業が増えています。自分の働いている会社の給与体系をよく知らない人もいると思うので、以下にビジネスレーバーモニター特別調査の結果を挙げてみました。
回答企業が41社なのでサンプル数としては不足していますが、「職位別に見た月齢賃金のウエイト」は、以下のようにドラスティックなものです。
年齢・勤続給 職能給 職務給、役割・職責給 成果・業績給
部長級 12.3% 22.6% 46.7% 18.3%
課長級 14.0% 26.0% 42.3% 17.7%
課長代理級 28.2% 38.3% 26.3% 7.3%
係長級 27.5% 37.2% 25.0% 10.3%
一般 36.9% 33.9% 21.2% 8.0%
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