有馬純 東京大学公共政策大学院教授
6月29日のエネルギー支配(American Energy Dominance)演説
6月29日、トランプ大統領はエネルギー省における「米国のエネルギーを束縛から解き放つ(Unleashing American Energy)」とのイベントで演説を行い、「米国は無限に近いエネルギー資源を有しており、これを活用して長年追求してきた米国のエネルギー独立(American energy independence)のみならず、米国のエネルギー支配(American energy dominance)を目指す。米国のエネルギーを世界中に輸出することにより、雇用を創出すると共に、米国の友好国、パートナー国、同盟国のエネルギー安全保障を確保する。そのためにはエネルギー開発が不可欠であり、過去8年、米国のエネルギー開発を阻害してきた規制を除去し、インフラ開発を進める」と表明した。そして「米国のエネルギー支配の新たな時代」を実現するために6つのイニシアティブを発表した。
原子力セクターを復活させ、拡大するために米国の原子力政策の包括的レビューを行う
財務省は高効率石炭火力の海外展開への融資に対する障壁を取り除く
メキシコへの新たな石油パイプライン建設を許可する
センプラ・エナジーによる韓国への米国産天然ガスの販売交渉を開始する。
エネルギー省はレイク・チャールズ
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