ファーストリテイリングの2017年3月~5月期(第3四半期)連結業績によると、EC売上高(国内ユニクロ事業)は前年同期比17.3%増の123億円だった。売上高に占めるECの割合は5.5%から6.2%に上昇した。
第3四半期におけるEC事業の主なトピックスは、2017年3月にスマートフォンサイトを刷新したほか、特別サイズやオンライン限定商品、セミオーダー商品などの品ぞろえを拡充したこと。コンビニやリアル店舗での店頭受け取りサービスも強化している。
増収率が鈍化、物流の混乱は終息
決算説明会の席で、サイトのリニューアルを実施したことや、特別サイズ・EC専用商品を拡充したことなどで、着実に売り上げが伸びていると指摘。
2016年9月~2017年2月期(上半期)はEC関連の物流に混乱があり、売り上げが伸び悩んだが、3月以降は物流のオペレーションは安定。4月以降のEC売上高は20%を大きく超える伸び率となっているという。
EC事業の現状について「社内計画にはいまだ届いていないため、満足していない状況ではありますが、手応えとしては非常に良い」と評価している。
2017年3月にスマホサイトを刷新した(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)
課題はECサービスの認知度不足
ECの課題として「ユニクロのEC販売が顧客に十分に認知されていないこと」をあげた。リアル店舗に来店する顧客のEC利用割合が低
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