モバイルアプリ市場の調査などを手がけるAppAnnie社は6月29日、世界のモバイル市場規模を調査した「マネタイズモデル調査レポート」を発表し、世界のモバイルコマース市場規模は2021年に6兆100億ドル(約680兆円)に拡大する見通しを示した。
レポートによると世界のモバイルコマース支出額は2016年時点で1兆1800億ドル。経済活動がモバイルに移行していることから、世界のモバイルコマースは今後5年間、年平均38%のペースで成長すると予想している。
ユーザー1人あたりのモバイルコマース支出額は344ドルから2021年には946ドルに増加すると予測。特にアジア太平洋地域はモバイルへの移行が他の地域よりも急速に進んでいくとみている。
2016年と2021年のモバイルコマース支出額を国別で比較した場合、中国は7900億ドルから2兆5900億ドルに拡大する見込み。米国は2000億ドルから8200億ドル、日本は700億ドルから2100億ドルへと増える見通し。
時間あたりのアプリ支出額は日本がトップ
アプリ利用1時間あたりの支出額を国別に集計した場合、2016年は日本が13.98ドルで世界1位。日本は2021年時点で18.42ドルに増え、1人あたりの金額は世界で突出して多い。
日本人の支出額が他国と比べて多い理由について、アプリストアにおけるデバイス1台あたりの平均支出額が123ドルと突
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