なぜ、ミュージシャンは練習をするのかという問題
完全に公私混同なのだけど、ここ数年、自分の才能で食べている方のインタビューに力を入れている。ミュージシャン、プロレスラー・格闘家などだ。彼らの仕事哲学にいちいち共感したり、刺激を受けたり。
何度かインタビューをさせて頂いており。いつも緊張感と安らぎがあるのが、日本を代表するメタルバンド、ANTHEMのリーダー柴田直人さんと、格闘家の青木真也さんをインタビューする際だ。私は二人を尊敬している。一方、私もプロだという自負があり。インタビュアーとしては、いかに本音を引き出すか、特に私だから聞くことができた話を引き出せるかどうか、唸る質問ができるかどうかが問われる。私は音楽ライターでも格闘ライターでもない。領空侵犯であるがゆえの責任を果たさなくてはならない。
先日の柴田直人さんのインタビューもそういう感じだった。
老舗ヘヴィメタルバンド『ANTHEM』に学ぶ 「メンバーの個性」の活かし方 | しらべぇ
新譜を20回以上聴き込み、直近の他誌のインタビューを読み込み、質問したいことを一度、書き出す。たいていインタビュー時間は1時間以内だから、その間の組み立てを考える。
もっとも、この事前準備は当然、大事なのだけど、実はこの綿密な準備をいかに壊していくかどうかが大事で。その場の化学反応、想いを大事にしないといけないな、と。さらには、互いに用意しておいた展開にしてはいけないなあ、と。
まあ、事
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