写真は江田憲司氏のtwitterより
横浜市長選は16日告示された。無所属の現職と新人2人の計3人が立候補を届け出ている。3選を目指す現職の林文子氏(71)、元衆院議員の長島一由氏(50)、前横浜市議の伊藤大貴氏(39)の3人だ。投開票は30日。林市政に対する評価の是非が争点となるが、注目されている選挙でもあるので私なりに鳥瞰してみたい。
各候補者の支持状況はどうだろうか。前回の市長選は、自民、公明、民進(当時は民主)が林氏を推薦。今回は、過去の実績を高く評価する、自民、公明が林氏を推薦した。民進は横浜市議を辞職して出馬する伊藤氏の調整がつかず自主投票に。共産、自由は、伊藤氏の自主的支援をおこなう。長島氏は特定政党や団体の支持を受けない。
第1の争点は膨張する財政悪化の是非
横浜市は神奈川県東部に位置する神奈川最大の都市である。市区町村では唯一法定人口が300万人を超えている(1位.横浜市3,724,844人、2位.大阪市2,691,185人、3位.名古屋市2,295,638人/2017年5月1日)。しかし、財政は切迫している。高齢者の増加にともなう、社会保障費の増加が深刻な問題を引き起こし歳出は増え続けている。
横浜市の財政切迫には、福祉と医療費の増加も影響している。生活保護受給者が増加し出費はとどまる所を知らない。生活保護を求める人が多いことに加えて、医療費が免除されることから
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