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二重国籍に強まる世界的な逆風

経済ニュース
緑:多重国籍を認めている国家 赤:多重国籍を認めていない国家(Wikipedia:編集部)
蓮舫さんが若い頃、なにか格好良いことのように二重国籍を自慢していたことがある。しかし、一人の人間が二人分の権利や義務をもつことが不自然であることはいうまでもない。
ハーフなら半分ずつですからいいのですが、デュアルというのはおかしい。二重国籍がいいことなら、重婚もいいはずだし、国内の住所だって二つ持って地方選挙権も二カ所で行使しても良いはずだ。
二重国籍が良いことだなどと世界で思っている国はない。ただ、世界的に国籍制度が統一されるまで、過渡期的に存在する便法のひとつに過ぎない。
いいとこ取りをして、税制などで不当な利益を受けたりすることもできるし、テロ対策が難しくなったりするのでアメリカ国務省も公式に推奨しないと言っている。
しかし、父母の国籍が違うことから気の毒なことが起きたり、政治的亡命者などの微妙な立場を助けるとか、再入国が著しい不便になることもあるので、二重国籍を例外的に認めている国もあるだけだ。といっても、帰化して元の国籍を失った人は、普通は同種の不便を感じているはずだから、それとのバランスを考えれば、それほど同情するべきかは疑問もある。
むしろ、二重国籍を認めている国は、人口や税収を増やしたいので、もとの国籍を放棄しなくてもよいというのを餌にして勧誘している。
しかし、国際情勢が厳

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