今週のメルマガ前半部の紹介です。先日、こんな記事が話題になりました。
労組なのに「味方じゃない」 愛社精神要求、解雇臭わす
要約すると、病気休職中の大手メーカーの社員が復職について労組に相談したら「規定どおりだからどうにもならん」と言われ労組脱退して社外ユニオンに個人加入したら解雇されそうになったという話。それと、大手運送業で未払い残業代を請求しようとしたら「愛社精神が無い」と労組の委員長に言われたという話です。
組織率も長期的に低下し続けているし、はたして労組はこれでいいのか?という論調ですね。
いい機会なので、日本企業における労働組合についてまとめておきましょう。メリットデメリットをよく理解すればキャリアデザインの上でも役立つはずです。
企業内労組は基本的に社内の一部門に過ぎない
結論から言うと、日本の企業内労組というのは、実態としては人事や経理といった部署と同じく、社内の一部門に過ぎません。その会社の正社員だけで構成されるのだから当然ですね。人事が経営層や管理職と話をしながら仕事をするのに対し、従業員と話をしながら仕事をするというだけのことです。
そして、実は誰よりも経営目線を持っている組織でもあります。たとえば株主は株売ったらそれっきりですし、経営陣もたいてい数年で卒業しますけど、労組だけは20年30年そこで飯を食っていく前提で考え、行動するためです。結果、日本企業の労組に
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労働組合って誰の味方なの?と思った時に読む話
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