殺処分直前に動物愛護センターから救い出された1匹の子犬。
臆病で人を寄せ付けず、散歩すら苦手。そんな子犬が、新米ハンドラーと共に訓練をこなし、災害救助犬として新たな一歩を踏み出す。
その過程を描いた金の星社の『命を救われた捨て犬 夢之丞』は、まさに生きる希望を与えてくれる。
「この子犬が災害救助犬になれるかどうかはだれもわかりません。大切なのはこの子が生き残っていた、ということです。ぼくは今まで海外の紛争地帯をわたり歩き、たくさんの人の死を見てきました。だから、命があればそれでいい・・・」
「不得手しかない生きものはこの世にはいない。ダメだと思っていた夢之丞にもあったように、どんな犬にも人間にも、どこかしら「きらり」と光る何かがあるものだ。」
など平易な言葉が、深い感動を与える。この本は、小学5・6年生の夏休み推薦図書だが、大人が読んでもじーんと感動する。
夏休みにぜひ!
(夢之丞のライバル・ハルクと筆者)
<井上貴至 プロフィール>
<井上貴至の働き方・公私一致>
東京大学校友会ニュース「社会課題に挑戦する卒業生たち」
学生・卒業生への熱いメッセージです!
<井上貴至の提言>
杯型社会に、求められること
編集部より:この記事は、愛媛県市町振興課長(総務省から出向)、井上貴至氏のブログ 2017年7月12日の記事を転載させていただきました
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