コンサルティングや市場調査などを手がけるPwCは7月10日、世界29の国と地域における消費者の購買行動に関する年次調査「トータル・リテール・サーベイ 2017」を発表した。その調査結果を踏まえ、小売業者が投資すべき10の分野を提唱した。
Amazonの台頭が他の小売業者に打撃
Amazonの台頭がリアル店舗や他のECサイトの利用頻度の低下につながっていることが消費者アンケートによって判明した。
「Amazonでの買物は、あなたの購買行動にどのような影響を与えていますか?」という質問に対し、回答者(1万3675人)の約28%が「Amazonの登場により他の小売店での買い物が減った」と回答。
また、約18%は「他の小売業者のウェブサイトでの買物頻度が減った」と答えた。
Amazonが購買行動に与える影響
Amazonが台頭している現状への対応策として、PwCは「小売業者はリアル店舗と店舗スタッフの存在を生かし、自らの強みを強化することへの投資が求められている」と提言している。
「モバイルアプリ」ではなく「モバイルサイト」への投資を
消費者の購買チャネル別の利用状況では、スマホとタブレット端末を合わせた「モバイルショッピング」の比率がパソコンを上回った。モバイルショッピングの比率は年々高まっている。
ただ、2016年の米国におけるアプリプロバイダー上位企業において、モバイルアプリのダ
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