Blue Apronの株主は今頃泣いているかもしれない。もちろんこれは、彼らの商品に含まれる玉ねぎのせいではない。
会員制の食材宅配サービスを提供しているBlue Apronは、1株あたり10ドルをかろうじて上回った(四捨五入すると10.01ドル)あたりで初日(現地時間6月29日)の取引を終えた。これは、当初IPO価格を15〜17ドルに設定しようとしていた同社だけでなく、10ドルのIPO価格でBlue Apron株を購入した株主にとっても大変残念な結果だ。
市場に良いイメージを与えるため、新規上場企業は取引初日に少なくとも20%程度の値上がりを狙う場合が多い。その一方で、Blue ApronはIPO価格を引き下げた上、取引初日の結果も思わしくなかったため、今後が心配される。
さらに現在の時価総額は20億ドルを少し下回っており、上場前最後の投資ラウンドで20億ドルのバリュエーションをつけた投資家はさぞ落ち込んでいることだろう。ベンチャー投資家にとって、ブレイクイーブンは失敗と同じだ。というのも、彼らは一握りの投資先の大規模なエグジットから得た収益で、その他の企業のマイナス分をカバーしているのだ。
レーターステージで株主になった投資家の中には、ラチェット条項と呼ばれるもので保護されている人たちもいる。レーターステージの投資でよく見かけるこの条項では、エグジットの際のリターンに関して最低
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