先週、自民党の豊田真由子代議士が秘書を罵倒・暴行する常習者であったことが週刊誌で報道され、証拠の音声がネット上で公開された。「ハゲ~!」という絶叫は、録音を聞くだけでも心臓を掴まれるようなインパクトがあり、あの罵倒を車内という密室で強制体験させられた秘書に、しみじみ同情してしまった。今後、女性活躍推進ナントカ団体がよくやる「上司にしたい/したくない女性」調査では、上位ランクインすることは確実だろう。6月22日、「党に迷惑をかけたくない」とのことで、豊田氏は離党届を提出した。翌23日告示の東京都議選を忖度した(させられた?)のだろう。
このタイミングで音源を週刊誌に情報を持ち込んだ動機は、大きく2つ考えられる。「罵倒・暴行された元秘書の怨恨」と「都議戦前に自民党の評判を下げたい」だが、前者はともかく後者としては逆効果のように私には思える。
この騒動は、NHKニュースや全国紙のみならず、ワイドショー・スポーツ紙からネット系メディアまで、ふだんは政治に無関心と思われる層の注目も集めた。テレビ報道では、罵倒・暴行の事実のみならず、「艶やかな着物での国会登院」画像や「ピンクのスーツでテキパキ国会答弁」動画も紹介され、外向きの顔と密室における「ハゲ~!」奇声との落差が強調された。
今回の都議選における都民ファーストの会は、「自民党の腐ったオヤジ連中」に、「ヒロイン百合子とフレッシュな女性候補者
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