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期末雑感④継承の危機にさらされる少数民族文化

経済ニュース
卒業作品の中に「盤瓠(パンフー)」というタイトルの記録フィルムがあった。初めて耳にする名前に惹かれ、上映会に行った。少数民族の伝統文化に関する地味な内容で、鑑賞に来た学生は少なかったが、根気よく取材を続け、山奥に隠れたテーマに光を当てた秀作だった。
「盤瓠」は、中国伝説の皇帝「帝嚳(ていこく)」の時代、皇帝の命を受け異民族を退治した英雄の名だ。「後漢書」に記載がある。だが人ではない。宮女の耳から生まれた硬い甲羅をつけた虫をウリ(瓠)の中に入れ、皿(盤)でふたをしてをして飼っていたら犬になった。それが「盤瓠」の由来だ。虫も犬も人間に近い存在だったのだろう。皇帝はほうびとして、人の姿に化けた盤瓠に娘を嫁がせ、夫婦は山に隠れた。その後、王女は6人の男児と6人の女児を生み、国王はその一族に特別な待遇を与え、「蛮夷」の称号を授けた。

この伝説を信じ、「盤瓠」の末裔を名乗るのが少数民族の一つ、畬(シェ)族だ。居住地は福建や浙江省に広がるが、その本家とされるシェ族が広東省潮州の鳳凰山に住んでいる。鳳凰山は、潮汕の銘茶「単樅(ダンツォン)茶」の産地である。渋みと甘みを併せ持った半発酵の茶だ。私も愛飲しているが、油を抜く効果が強く、この茶を飲むとすぐ空腹になる。
漢族は自分たちを竜の子と呼ぶが、シェ族は犬の子だと自称する。山奥で独自の言語と風俗習慣を守り続けてきた誇りがある。最も重要な伝統儀式

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