ビジネス心理から見ても偉大だった小林麻央さんの影響力 — 真田 茂人
人は「生きたように死ぬ」と言う。そういう意味で言えば、小林麻央さんの「死に様」つまり「生き様」は多くの人に大きな力を与えたと思います。
「日々の些末なことに一喜一憂している自分はなんとつまらないことをしてるんだろう」
「なんだかんだいいながら、生きている今に感謝をしないと」
「なんとなく生きてたつもりだが、実は生かされていたんだ」
これは私自身が今回の訃報に接して強く感じたことです。
麻央さんの生き様は、おそらく多くの人に多大な影響を与えたでしょう。
“ビジネス心理”の世界では、人が生み出す価値には、2種類の価値があると言います。
「創造的価値」と「態度的価値」です。
「創造的価値」とは、「何かを生み出すこと」「何かを達成すること」「何かを実現すること」によって実現する価値です。
私たちは、多くの場合、「創造的価値」を意識して生きています。
「もっと良いモノを作りたい」「もっと売上を上げたい」「もっと良いサービスを提供したい」
この意欲があるからこそ、人は頑張るのです。
しかし、「創造的価値」の実現は自分では必ずしもコントロール出来ません。
相手や環境や運命で左右されるからです。
「せっかく素晴らしいモノを作ったのに、競合に先を越されてしまった」
「ここまで信頼関係を気付いたのに、相手の事情が急変した」
「最高のサービスを構築したのに、世の中のニーズが変わってしまった」
麻央さん
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