愛と、想像力 小林麻央さん、ミスター・ポーゴさんの死、若者の自死をめぐって
スマホ時代は、残酷だ。良い知らせも、悪い知らせも、突然、ポップアップで届く。
小林麻央さんの死についてもそうだった。絶句した。
私は小林麻央さんのことはよく知らなかった。テレビのニュース番組を見ないし、芸能界のことをよく知らないからだ。海老蔵さんの奥さん、くらいの感じだった。ただのちに、彼女の闘病生活をメディアで知り。やせ細り、明らかに衰弱した顔を見る度に、胸が痛くなっていた。
亡くなる前に、小林麻央さんは海老蔵さんに「愛している」と言ったそうだ。この言葉が、実にあたたかくて、深くて。
小林麻央さんのニュースを見るために、Yahooを開いたら、今度は悪役プロレスラーのミスター・ポーゴさんが亡くなったという情報が。ショックだ。腰の手術を行っている最中に、血圧が低下し、脳梗塞を発症したのだという。
ミスター・ポーゴさんの試合を生で観戦したのはたしか、1回だけだ。大仁田厚との有刺鉄線電流爆破マッチだった。なぜ、ここまでやるのだろうと思った。しかし、悪役レスラーにも生き方の美学というものもあり。それにしても、まさか腰の手術で亡くなるとは。ポーゴさんもびっくりしていたのではないだろうか。死にたくなかっただろうな。
愛について考える。
J-POPが連呼する愛。ドラマや小説が描く愛。キヨシローさんは「愛し合っているかい」と叫び、ジョン・レノンやポール・マッカートニーも愛を歌った。
でも、そんな
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