各政党の関係者から“週刊ポスト砲”の感想について相次いで尋ねられたのだが、今週号では『「小池新党」候補者たちの〝自分ファースト〟なウラ履歴書』という記事で、都民ファーストの会の立候補予定の女性たちのネガティブ情報が特集されている。私の地元、港区の書店では、立候補予定者のフジテレビ社員、入江のぶこ女史のことが特に槍玉に挙げられたせいか、週刊現代より売れ行きがいいようだ。
週刊誌は記者クラブメディアと違って、選挙中でも公平性など意に介さないから、告示前のこの時期はなおさら容赦ない。入江氏に関しては、ここまで夫を事故で亡くし、シングルマザーで苦労して子どもを育て上げてきた“ストーリー”を前面に立ててきたが、週刊ポストは、フジテレビ関係者への取材をもとに“実は”シングルマザーだった期間がそう長くなく、夫の元上司と再婚し、セレブ生活を送っていたとして追及している。
詳しい内容は同誌に譲り、その内容の是非は本稿では問わないが、今回、私が着目したのは、この報道に至るまでのネット世論の動向だ。
政界やメディア関係者にはおなじみだが、大手週刊誌は発売前日にはゲラが永田町界隈で出回る。ただ、今回が少々異様だったのは、週刊ポスト編集部には遺憾なことだろうが、当該記事のゲラが発売前日からネット上ですでに流れており、アンチ小池のネット民の間ですでに拡散されてしまっていた。
発売前に拡散されていた週刊ポスト
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週刊ポストの小池新党「女性候補者」報道に見る “蓮舫化”
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