■策謀か、気まぐれか
新田編集長がUPされた書評に、思わず頷く一文があった。
〈「嫌韓」を煽る日本人に対しても、(北朝鮮による)日米間「離間」の策謀にはまっているのだと、さりげなく警鐘を鳴らす〉
思い当たる節がある。数年前、嫌韓的なネットの掲示板を見ていたところ、韓国に対する罵倒に続いて、「北朝鮮の方がマシ」という記述が続いたのに気が付いた。
これが策謀なのか、単なるネット民の気まぐれなのかはわからなかったが、早速買いに走り、読み始めた高さんの本によれば、北朝鮮の6千人のサイバー部隊は世論工作をも手掛けているという。サイバー攻撃とはインフラの破壊や情報流出だけでなく、ネットの書き込みすらを指すのだと思い知った。
ならばネット上の「ハングルによる反日的書き込み」も、「日本語による嫌韓的書き込み」も、本当に日韓の一般国民が行なったものなのか、何らかの裏の意図を持って行ったものではなかったか、疑う目を持つ必要がありそうだ。
現に、金正男暗殺時のネットの反応に関する記事(「金正男=愛されキャラ」への違和感)にも書いたが、ネット民の金正男への親近感は、韓国への嫌悪感とは比べるべくもないものだった。また、先日北陸中日新聞が一面で特集した「先軍女子特集」の紙面が批判されているが、仮に「韓流女子特集」だったらこれ以上の拒否反応があったのではないかと思わざる得ない。
■進んでしまった日本の嫌韓
行き
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