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経済ニュース
写真は、さわらぎ/寛子氏。
キャッチコピーの重要性はビジネスをしている人であれば、誰もが理解をしている。しかし奥が深く難しい。「カッコいいキャッチコピーをつけたのに売れない」「エッジを立てたら、うさん臭さが残って逆効果になってしまった」など、失敗事例も枚挙にいとまがない。
コピーライターとして活動する、さわらぎ/寛子(以下、さわらぎ氏)の近著『キャッチコピーの教科書』(すばる舎)には、キャッチコピーのヒントが、つまびらかに紹介されている。主な実績としては、近畿日本鉄道の「舞台は、伊勢志摩」キャンペーンなどがある。今回は、キャッチコピー作成のヒントについて聞いた。
性別によって異なる「欲望」を知ること
――タイトルを考える際、男女によって響くコピーは大きく異なる。男女の本能を刺激するコピーとはどのようなものだろうか。
「人が商品を欲しくなるのは、『今ある悩みを解決してくれるから』か、『欲望を満たすから』のどちらかです。欲望というとギラギラした感じですが『欲求』ならわかりやすいと思います。男性であれば、『頼りにされたい』『成功したい』『モテたい』『出世したい』などの欲望を刺激すると効果があります。」(さわらぎ氏)
「“自尊心”や“男のプライド”をくすぐるコピーを考えてみましょう。」(同)
――太古の昔から、この法則は変わっていない。男は家族を養うために狩りをして食料を確保する役割を担っ

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