4月の有効求人倍率は1.48倍で、43年ぶり(1974年2月以来)の高水準となりました。
働きたい人1人に対し1.48の仕事がある=100人につき148ある、ということで、数字上は働きたい人は全て働ける状態にあります。
43年前といえばいわゆる高度経済成長期で、その後のバブル期(バブル=泡)1990年前後は日本で株や不動産が高騰しましたが、当時の有効求人倍率1.46倍をも上回って更に人手不足の状態です。
なぜこれほどまでに高水準なのか?
製造業では1年前と比べて7.9%増と大幅に伸びていますが、円安が進んだことで、製造拠点が海外から国内に戻った“日本回帰”ということであれば良い傾向です。
運送業は8.3%増で、2月28日のブログでも取り上げましたが、大手のヤマト運輸は宅急便を値上げせざるを得ないなど人手不足の問題を抱えています。
今後は給与水準を上げる方向性が既に打ち出されており、更に人材を求めることになります。
2017年2月28日「【いいの?】このままじゃいつか来る、”クロネコ”が届かない日」
http://nakada.net/blog/8771
また、業種を問わず正社員の有効求人倍率も0.97倍と数字上では正社員になりたければほぼ全員が正社員になれる状態で、人手不足解消のため会社側としてはなるべく長期で働いてくれる人を求めている状況です。
働ける人が就職して、人手不足という
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