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米空軍のリーダーシップは「強さ」より「癒し」優先だった! — 真田 茂人

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米空軍公式Facebookより(編集部)
軍隊という組織に皆さんは、どんなイメージを持っているだろうか。
私が思い浮かべるのは、少し古いがリチャード・ギア主演『愛と青春の旅だち』という映画のシーンだ。鬼軍曹の激烈なシゴキの連続。この映画を観た時、とてもこんな仕打ちには耐えられない。私には絶対無理な組織だと思ったものだ。
だから、パリッとした制服に身を包んだ中将の言葉を聞いた時には、心底驚いた。
これは、私がサーバントリーダーシップの国際カンファレンスに出席した時の出来事。サーバントリーダーシップとは、「リーダーである人は、まず相手に奉仕し、その後相手を導くものである」というリーダーシップ哲学だ。人を自分の意のまま操りコントロールする支配的なリーダーシップの真逆の考え方だ。
サーバントリーダーシップの特徴を表す「10の特性」というものがあるが、他のリーダーシップにはあり得ない特性が「癒し」だ。リーダーはメンバーを癒すことが重要とされている(参照:NPO法人日本サーバント・リーダーシップ協会サイト)。
このリーダーシップを学ぶために、毎回カンファレンスに管理職が20名以上参加しているというので、声をかけて話しを聞いてみたのだ。
私:「なぜ、軍隊でサーバントリーダーシップなんですか?必要ないし、合わないのでは?」
私の失礼な質問にも、中将はにこやかに話してくれた。
中将:「わが米国空軍は

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