先週末の5月26〜27日、イタリア南部タオルミーナでG7サミット・主要7カ国首脳会議が開かれました。
7カ国は日・米・英・独・仏・伊・加で1975年当時、冷戦下かつオイルショックがあった後に経済を盛り立てていかなければならないということで始まりました。
以来、毎年行われてきましたが、今年は特にトランプ・アメリカ大統領をはじめイギリス・フランス・イタリア7ヶ国中4カ国の首脳は”新顔”で、安倍総理大臣はむしろ”ベテラン”になりました。
最近は保護主義的な流れが強まっている中、このG7で自由貿易をきっちり確認できるか、発表する文言に注目しました。
去年までは「あらゆる形態の保護主義と闘う」と毎年、発表されてきましたが、今年は「不公正貿易に対抗しながら保護主義と闘う」という文言に変わり、明らかにトーンダウンです。
アメリカのトランプ大統領自身は明らかに保護主義的な考えで、このような文言自体を入れたくなかったでしょう。
しかし「自由貿易こそが大事」と日本やヨーロッパ諸国・カナダ全てが主張してトランプ氏は6対1で囲まれて説得され、妥協したわけです。
けれども言葉として「不公正貿易に対抗しながら」とは入れたわけで「アメリカにとって不公正だ」と判断すれば「保護主義もあり得る」といった文言になってます。
3月にブログで書きましたが、3月17・18日にドイツ・バーデンバーデンで行われたG20・主要20
コメント