【編集部注】著者のJoanna GlasnerはCrunchBaseの記者である。
最近多くのスタートアップたちが、私たちを眠らせる方法を探っている。これに反応して投資家たちは、勢い込んで高額小切手を書き込んでいる。
これを「大いなる眠り」(Big Sleep)と呼ぼう。何十年も、私たちから眠りを奪うテクノロジー(ストリーミングビデオ、ゲーム、ソーシャルネットワーク、24時間365日のショッピングなど)に投資を続けて来た果に、ベンチャーキャピタル業界は、私たちの目を閉じさせる手助けをすることに、相当量の資金を投入する方向へ舵を切ることを決めた。
そうでなければ、睡眠に焦点を当てたアプリや、セラピー、そしてモニタリングデバイスなどの膨大な数のベンチャーが生まれている理由を説明できないのではないだろうか?少なくとも2社がユニコーンの地位に達することが確実視されている、とてもホットなマットレス業界の例もある。
睡眠を巡る数字
Crunchbaseの資金調達データの分析によれば、睡眠に注力する企業たちがここ数年のうちに調達した資金は累計で7億ドルに上っている。昨年1年間だけでも、3億ドル近くの金額が調達されている(資金調達を行った睡眠スタートアップのリストはこちら)。
これは相当大きな数字だが、記録的なものかどうかは分かりにくい。睡眠は独立した投資カテゴリではないため、最近の資金調達アクテ
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