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カールとマルクス

経済ニュース

コンビニでカールを探してみた。置いていなかった。例の発売地域見直し報道でバカ売れしたのではなく、もともと置いていなかったのだろう。あまり大きなお店じゃなかったし。SNSを覗くと「カール、買えた!」という投稿が目立った。「特需」とも言えるだろう。もっとも、日常的に買っていて惜しむ人と、この報道で久々に買った人がいるのだろうけど。
カールが好きかどうかで言うと、普通だ。いや、あの口の中にスナックがこびりつく、微妙な手触りなど、感覚的なことばかり思い出していた。「それにつけてもおやつはカール」と言われても、幼い頃か「そう言われても」と感じたものだ。なんだろう、この言いっ放しは。「やめられないとまらないカッパえびせん」と言われても、それほどの中毒性はなく。まぁ、いい。
もっとも、改めて「庶民が日常的に食べているものが売り場から消える」というのは、いつもニュースになるものだなあと感じた次第だ。ここ数年だと、ペヤングが害虫混入疑惑で売り場から消えたり、カルビーや湖池屋の一部商品が材料の調達の関係で消えたり。これって現代の米騒動だな。食に関わる問題が起こった時に、人は暴れだす。この手のスナック菓子やインスタント麺に限らず、野菜や魚の価格が高騰するだけで、庶民の不満は高まってしまう。
カールという商品名と、カール・マルクスの名前が重なっていることに、私は偶然のような必然を見出してしまった。マルク

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