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マンチェスターの「話」

経済ニュース
英国中部マンチェスター市には数回足を運んだことがある。リヴァプールに居住していた時、知人の誘いを受けてマンチェスター市に行ったのが初めてだった。そこでは知人と昼食を一緒にしただけだったが、フィッシュ・アンド・チップスの紙袋が路上に散らばっている湾岸都市リバプールと比較すると、マンチェスター市内はセンスのあるショーウィンドーで華やかだったことを覚えている。およそ35年前の話だ。
リヴァプールに住みながら、英ロックバンド「ザ・ビートルズ」関連の建物すら見学することがなかったが、マンチェスターはビートルズ後に登場した英ロック界のヒーロー、「オアシス」(1991年結成、2009年解散)の兄弟(ノエル・ギャラガーとリアム・ギャラガー)の出身地だ。アイルランド系の労働者家庭出身のギャラガー兄弟は性格も全く異なっていた。ノエルは父親によく叩かれた思い出があるという。彼の反逆精神、アンチ権威主義はマンチェスターの労働者社会で育ったところから由来しているのかもしれない。
マンチェスターは英プレミアリーグの「マンチェスター・ユナイテット(U)」と「マンチェスター・シティ」の2チームの本拠地だが、ノエルとリアムは「マンチェスター・シティ」の大ファンだ。マンチェスターUが24日、欧州リーグ(EL)でオランダの強豪「アヤックス」を2-0で破り、チャンピオンになったというニュースを聞いた時、「オアシス」の2

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