データ連携技術の「avenue-cross」などを展開するPlanetwayは5月26日、孫泰蔵氏がCEOを務めるMistletoeから資金調達を実施したと発表した。金額は非公開。
Planetwayは現在、IoTの新規事業創出に特化したプラットフォーム「avenue」を開発中。同社は開発拠点をエストニアに置いており、「avenue」のコアテクノロジーであるCross-Industry Data-Access(複数業者間でのデータ連携)に特化した「avenue-cross」を展開中だ。
Planetwayが注力するavenue-crossは、分散型のデータ連携を可能にするデータインフラ。avenue-crossに使われているテクノロジーは、エストニア政府の国民番号制度に利用されている技術にPlanetwayが独自開発を加えたものだという。
avenue-crossの最大の特徴は、セキュリティとデータの完全性を証明した状態でのデータの相互連携が可能であり、さらにアクセス履歴の完全な追跡も可能という点だ。また、このような特徴をもつavenue-crossとブロックチェーン技術を組み合わせることで、これまでは情報の秘匿性などの理由でデータの活用が難しかった領域・業種を含め、様々な業種間におけるデータ活用を実現できるという。
情報の秘匿性が求められる分野の例として考えられるのが保険業界だ
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