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やっぱりトランプ大統領にはエネルギー政策はなかった

経済ニュース
目下、中東歴訪中のトランプ氏。22日は米国の現職大統領として初めてエルサレムの「嘆きの壁」を訪問したが…(ホワイトハウスFBより:編集部)
OPEC総会を2日後に控えた5月23日(火)夕方、トランプ大統領が議会に提出する予算案に「戦略備蓄を半量(3億4,400万バレル)、10年間かけて売却し、165億ドルの収入を得る」という計画が盛り込まれていることが判明し、原油市場は数十セント下落する反応を見せた(FTの記事、”Trump hits oil price with reported plan to sell half of strategic reserves” around 17:00 on May 23, 2017 Tokyo time参照)。
筆者はこのニュースに接し「やっぱりトランプ大統領にはエネルギー政策はないのだ」と一人頷いていた。
トランプ大統領のエネルギー政策については、ホワイトハウスHPに公表された「アメリカ・ファーストのエネルギー計画(An America First Energy Plan)」に集約されている、と理解されている。だがこの計画も、昨年10月大統領選終盤に「就任100日以内に実行する」と発表した「有権者との契約」同様、選挙民に「受け」のいい美辞麗句を並べたもので、とても「エネルギー政策」とは言えないものだ。なぜならこの「エネルギー政策」

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