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【GEPR】原子力規制委員会の「専門バカの壁」

[youtube https://www.youtube.com/watch?v=v96aWQbQU7w?ecver=1&w=560&h=315]
世の中で専門家と思われている人でも、専門以外のことは驚くほど無知だ。特に原子力工学のような高度に専門分化した分野だと、ちょっと自分の分野からずれると「専門バカ」になってしまう。原子力規制委員会も、そういう罠にはまっている。
今の田中俊一委員長は日本原子力研究所(原研)で放射線の遮蔽を研究し、次の委員長になる予定の更田豊志委員長代理は、実験炉で燃料の研究をしていたという。つまり2人とも、原発の安全規制の専門家ではなく、委員会に入ってから勉強し始めたのだ。
そして2人ともまだ理解してないことがある。原子力工学ではPRA(確率論的リスク評価)というが、むずかしい話ではない。リスクは確率的な期待値だという当たり前の話で、経済学部の学生は1年生で学ぶ。
たとえば青酸カリの致死量は300mgだが、タバコ1本の煙を吸って死ぬことはない。しかし青酸カリで死ぬ人は年間数人だが、タバコが原因で(多くは肺癌で)死ぬ人は年間13万人だから、タバコのリスク(期待値)は青酸カリよりはるかに大きい。つまり
 リスク=ハザード×確率
だから、ハザードがきわめて大きいが確率がゼロに近い青酸カリより、ハザードは小さいが確率の高いタバコのほうがリスクが大きい

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