中学受験の目的は受験の時に達成している
お子さんが中学受験をする保護者の方々は、受験直前になると心身共に苦しい日々が続きます。
人生でたった一回きりのチャンスに合格するかどうかがかかっているのですから。
もちろん、受験である以上、短期的に見れば合格が最大の目的なのでしょう。
しかし、長い目で人生を見ると、受験まで「頑張ったこと」「やり抜いたこと」で「受験の本当の目的」は達成していると私は考えます。昨今話題になっている「やり抜く力 GRIT」には、人生における最大の武器は「やり抜く力」であり、親はそれを与えてやるすべきだと書かれています。
やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける [単行本(ソフトカバー)]
アンジェラ・ダックワース
ダイヤモンド社
2016-09-09
私自身、この歳になって自分と周囲の友人や知人たちを見渡し、最後にモノを言うのは「やり抜く力」だと確信しています。
どれだけIQが高かろうが理解力が早かろうが、失敗しても失敗しても立ち上がってやり遂げようという人には勝てません。
理系の研究者は言うに及ばず、文系のサラリーマンや弁護士や税理士のような自営業を見ていても、「しつこくやり遂げる」人が成果を収めている確率がはるかに高いのです(会社等の出世には運不運もありますが…)。
中学受験勉強は範囲も広くて内容も高度です。東大理系に合格したばか
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