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「昭和の人生すごろく」だけではない時代に

経済ニュース
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■経済産業省の「次官若手プロジェクト」のレポート
『不安な個人、立ちすくむ国家』
8,000名近い職員のトップである事務次官と、20代~30代の若手が、合宿などで意見交換することも画期的なことですが、これまでの役人言葉では見られない直観的な言葉が反響を呼んでいます。
例えば、「サラリーマンと専業主婦で定年後は年金暮らし」という 「昭和の人生すごろく」のコンプリート率は、既に大幅に下がっている。(P10)
このレポートでは、今の大きな問題の一つは、そうした時代に制度や仕組みが追いついていないことだと指摘しています。
ところで、そうしたことは、過疎化や高齢化が顕在化した地方でより顕在化するため、前職の鹿児島県長島町で取り組んできたさまざまなことは、単なる一地域の地域活性化策にとどまらず、実は、「漏れた(薄い)公共の再構築」につながっています。
●地元に戻れば返済を全て補填するぶり奨学金
●カドカワの通信制高校「N高校」と連携した「長島大陸Nセンター」
●豚糞尿を活用したバイオマス発電
などは、まさにその象徴ではないでしょうか。
愛媛県というフィールドでも「漏れた公共の再構築」をどうできるか、模索していきたいです。

<井上貴至のプロフィール>
http://blog.livedoor.jp/sekainotakachan/archives/68

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