ちょっと風変わりな本の書評を。
内山 直 著『幸せの確率』(2017・セルバ出版)
「風変わり」といっても、著者はきっとお怒りにはならないだろうと思う。たしかに現在の日本に、著者が持っているような考え方や生き方は普及していないのだから。それだけにこの本には、2017年の日本に生まれてきた意味が十分にあったということになる。
しかし風変わりと言うよりもユニークな本といった方がいいかもしれない。いったいどのジャンルに入れてよいのかが、よくわからない本。わたしも何度か読み返していて、その都度いろんな読み方ができることを発見できて楽しい。
さて、そもそもこのタイトル
『幸せの確率』
にしてからが、これだけではどんな本なのか、皆目わからないようにできている。サブタイトルの
『あなたにもできる!アーリーリタイアのすすめ』
ここまできて、やっとどういう本かおぼろげながらも見当がついてくる。著者内山氏は現在40代後半の男性。いまから一年とすこし前に、みずから経営していた医院を退いてアーリーリタイアした皮膚科の元医師。大雑把に言うと、そのアーリーリタイアに至る過程と、その準備と、その理論が述べられている。そういった意味では、ノウハウ本であり、著者みずからの小伝であるともいえる。
しかしこの本、「こういった方法を選択実行すればアーリーリタイアができるのですよ」という本かというと、ほとんどそうではない。
スポンサーリンク
内山 直 著『幸せの確率』
最近の投稿
- Anthropic reportedly in talks to raise $2B at $60B valuation, led by Lightspeed
- Xpeng Aero HT unveils ‘flying car’ that’s part-van, part-eVTOL at CES 2025
- ソニーをIT企業に変えた出井伸之が97年に語った「情報化時代の本質」 – The Legend Interview不朽
- 【業務をAI自動化!】生成AI業務自動化伴走支援「カリスマAI BPaaS」
- 【人気特集】4つの指標で最強のゲーム会社を決定!【65社ランキング】ゲーム産業は今や外貨の稼ぎ頭で政府も熱視線 – 見逃し厳禁!編集部イチ推し 人気特集
- 仕事ができない人は「どう思う?」と聞く。仕事ができる人はどう聞く? – 仕事ができる人の当たり前
- 【驚きの組み合わせ】異なるアイデアをつなげるだけで企画がここまで面白くなる! – YouTube作家がこっそり教える 「ウケる企画」のつくり方
- 将来地上から姿を消す?相鉄鶴ケ峰駅の「潜在力」 「西谷と二俣川の中間」ズーラシアの最寄り駅 | 駅・再開発 | 東洋経済オンライン
- 【考えが甘い】仕事で結果を出せない人に共通する「入社理由」・ワースト1 – ベンチャーの作法
- South Park Commons is raising $40M for an India-specific fund
コメント