写真中央が宮川氏。主催のワークショップにて撮影。
「声の通りが悪い」「滑舌がよくない」「自分の声が嫌い」など、自分の声に悩んでいる人は少なくない。私たちは、生まれてきてから育った環境で発声や話し方を身につけてきているが、プロに学んだことがない。では「プロの声」とはどのようなものだろうか。
『どんな人でも好感度アップ! の声の魔法』(青春出版社)の著者である、宮川晴代(以下、宮川氏)は、アナウンサー、司会など、声のプロとして仕事をしている。いまではプロ・アマを問わずヴォイスアップコーチとしての評価も高い。今回は、いくつかのケースを交えながら好感度を与える話し方について聞いた。
■福山雅治さんの声に隠された秘密
――人は自分の声には無頓着になりがちだが、他人の声に対しては無意識に、「いい声」「悪い声」を感じ取っているものだ。誰かと話していたり、テレビで有名人を見て、「いい声だなあ」「あの人のように歌えたらなあ」と感じたことがあると思う。
「これまで、どのような有名人を見て、『声のいい人』と思いましたか。私のセミナーでは、福山雅治さんの名前が多くあがります。甘い低音の響く声は同性からも異性からも人気。男性らしさを感じさせるとともに、清潔感があり、聞いていて心地よさを感じます。あなたも、『確かにいい声をしている』と、納得したのではないでしょうか。」(宮川氏)
「では、あなたはどのようなこと
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