バロンズ:ボラティリティの低下、テクノロジー企業の躍進が一因
バロンズ誌、今週のカバーページで海外株を推奨する。2009年3月から幕開けした米株の強気相場からはや8年、欧州の政治問題や銀行危機、日本の成長低迷から一転して海外市場に明るさが増してきた。海外株は、伸びしろも大きい。過去8年間のパフォーマンスは配当分を再投資したベースでS&P500が215%の上昇を演じた一方、欧州株Stoxx600指数はドルベースで105%上昇し、2007年の最高値を下回った水準を維持。海外株で最も有名なMSCI EFEA指数(欧州、豪州、極東)はドルベースで97%上昇、最高値から20%以下にとどまる。既に海外株が米株を上回る勢いを見せており、S&P500のリターンが6%高に対し欧州が20%を占めるMSCI EFEA指数は7.4%高だった。
バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチのサビタ・スブラマニアン氏がS&P500をアンダーウェイトとし、日本と欧州に対しては数多くの決算が上方修正されたと指摘する。ニューバーガー・バーマン・インターナショナル・エクイティ・ファンドのベンジャミン・シーガル氏は、米株が仮に弱気相場に入ったとしても、投資家は割安な株式市場に資金を振り向けると予想していた。詳細は、本誌をご覧下さい。
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